生まれて初めて入院と手術を体験しました。どれぐらいの期間で何を準備したらいいか全然わからなくて手探りの状態でしたが、いろいろな方のブログを参考に準備をしました。入院と手術の準備についてこちらにまとめておきます。手術は胆嚢摘出の手術を開腹手術で行い、病院は東京慈恵医大本院で10日間の入院生活です。
入院の準備
病院からもらった入院案内に書いてあったものです。
- 診察カードと保険証
- 限度額認定証(慈恵医大は月末までに間に合えば大丈夫でした。)
- 印鑑(必要と書いていましたが使いませんでした。)
- 入院誓約証書
- その他必要書類
- 保険会社に連絡(とりあえず、電話してください)
入院誓約証書は要注意です!入院前日ぐらいに書けばいいやと放置していましたが・・・保証人の欄がありました。2名分の署名と印鑑が必要なので、早めに書いておいたほうがいいと思います。
持ち物について
入院の持ち物は必要最低限を心がけて持っていきました。もし不足なものがあれば、家族に持ってきてもらうか売店で買おうと思いました。
実際にもっていったものは、パンツ2枚、Tシャツ2枚、靴下3足、寝巻(ズボンだけ)1着、羽織る上着、小物入れ、S字フック、携帯充電器、音楽用イヤホン、ノートとペン、これまでの関連資料、時計、文庫1冊、シャンプー、リンス、ボディーソープ、歯磨きセット、箸、割りばし、使い捨てスプーン、メガネ拭き、抗菌手拭き、フェイスシート(顔ふくやつ)、マグカップ、箱ティッシュです。リュックに収めて持っていきましたが、もし荷物が多いければ慈恵医大では宅急便のサービスもあるようですね。
こちらは病院からもらった入院の案内に書かれていた持ち物リストです。
- ねまきとタオル(レンタルしましたがとても楽でした)
- 上履き(サンダルで大丈夫でしたが病院にもよります)
- お薬手帳・下着(とりあえず3日分ぐらいもちました)
- はしとスプーン(けっこうスプーン使いました。洗うの面倒なので割りばしが楽です。)
- 湯呑み(けっこう使います。あんまり小さくないほうがいいと思います。)
- 歯ブラシセット・シャンプーリンス、ボディーソープ、洗顔など
慈恵医大はパジャマとタオルのレンタルがありました。毎日病室にもってきてくれて回収ボックスも各フロアにあったのでほんと楽でした。
こちらは入院の案内にはない、あると便利なものです。
- S字フック(色々さげられて便利)
- 手提げ(湯呑とお茶とか、携帯と財布とか、ちょっとしたものを入れたいとき)
- お湯で溶かす飲み物(昆布茶やレモンのとか、リハビリがてら、手術後に売店で買っても)
- 化粧水(けっこう乾燥して、肌荒れもします)
- 鼻毛用のはさみ(なぜか結構伸びました)
- ウエットティッシュ(手拭き、顔拭くのもあると便利です)
- わりばし(洗うの面倒なのであると便利)
- スマホのイヤホン
- 小銭入れ(長財布はかさばるのでちょっとした買い出し用に)
- ふりかけ(おかずが少な目なのでごはんだけよく残りました)
- 小物入れ(小物をまとめられると便利です)
- クッション(同じ体勢がきつかったりするので)
- メモ帳とペン(時系列で日記をつけると便利です。一日の流れを把握したり検査の時間とかメモできます。)
- 紙コップ(付き添いの家族用やお見舞いの人等のコップ)
- 箱ティッシュ
- 時計(音のしないデジタルがいいかも)
- カーディガン(窓際は結構寒いときありました)
持って行ったもののうち、ストローと延長コードは使いませんでした。
靴下とか余計なものもありますが、まとめ写っていたので。
S字フックでバッグとかかけられます。椅子は一脚ついていましたが主に家族用。
テレビカードと本
テレビカードは入院時にすぐ1000円×2枚買いました。手術後は買いに行くのが億劫かなあとか、すぐなくなったら嫌だなあとか漠然とした思いからでした。はっきりいって、1枚で十分です。1枚すら使いきれませんでした。
テレビの下のラックに小さな冷蔵庫があります。冷蔵庫もテレビカードで利用しますが、冷たいものも飲まないし骨折で長期入院とかでない限りはいらないような気がします。
自分は落ち着いてた退院の2,3日前からようやく少しテレビを観たぐらいで、一日中つけてたりする事はなかったです。夜寝る前に1,2時間つけてるぐらいでした。
普段からそこまでテレビっ子でもないからかもしれませんが、手術後はすぐ疲れるのであまりテレビを観られないと思います。もし観られても、手術翌日から一人でエレベーターに乗ってレントゲン撮りに行くぐらいなんでテレビカードはいつでも買えました。
入院という事で、本をたくさん読もうと、気になっていた本を気づいたら8冊も買っていました。10日入院では・・・一冊も読破できず(笑)。本も一冊でいいかもしれません。数ページ読んで疲れて寝てました。
一動作がすごく時間かかって、痛くないように考えて動いているので時間がほんとあっという間でした。ゆったりはしていましたが、すぐ休憩(ねる)時間が入るのでじっくり読む時間はなかったかも。時間あれば歩いてリハビリして、ベッドに戻ると疲れて寝ちゃってました。
入院期間と入院費用について
入院期間は10日間でした。開腹手術では順調なほうだったと思います。回復が遅れたり合併症の気配などがあれば2週間ぐらいになることもあるようです。腹腔鏡手術だと入院期間は半分ぐらいの日数になりそうです。
開腹手術は入院期間7~14日、職場復帰までの自宅療養14~30日
腹腔鏡手術は入院期間4~5日、職場復帰までの自宅療養1~7日
入院費用
入院と手術で約170,000円でした。差額ベッド代は約7000円で、病院により食事代なども変わってくると思います。
高額医療費制度における自己負担額も収入によるのでは変動するかもしれません。大体予想していた額でした。保険が思った以上におりたので、入院保険は重要だなと思いました。
手術の準備
以前、父が入院した際に腹帯やストッキングを売店で買ったりして準備しました。慈恵医大ではどうかなあと思っていたら、病院のほうで準備してくれました。前日に手術着と紙パンツと弾性ストッキングを看護師さんから渡されるので特に購入するものや準備するものはなかったです。
手術の前日に詳しい手術の説明と同意書の記入がありました。家族もきて一緒に聞いたほうがいいと思います。手術の準備としては爪を切るぐらいで特になかったです。
禁煙が必要
喫煙歴20年ですが、まさかの禁煙成功!頑張りました。
何度か水蒸気だけの電子タバコは買買ったものの、禁煙外来もニコレットもやらずに禁煙成功。一生禁煙なんて無理と思ってましたが、とにかく『禁煙しなきゃ死ぬ!』と思ってやったのでできました。よくいわれるように、禁煙して2、3日はクラクラして仕事もおぼつかない感じでしたが、それ以降は案外大丈夫でそこまでイライラもしなかったです。
※ちなみに退院後も禁煙は続けられてます!
体調管理の徹底
風邪を引いたら手術延期とのことだったので、体調管理をしっかりやりました。
『仕事の休みも決まった以上、延期はできない!』と気合いを入れ、手洗い・うがい・ビタミンC摂取を家族含めて徹底しました。手術に向けてサプリメントをはじめたりする患者さんも多いようですが、サプリメントは禁止と言われました。
毎日飲んでいるヤクルトはOKでした。サプリメントになりそうなものはなるだけ避け、果物とかで栄養をしっかり補うように心がけました。
呼吸訓練
もらったパンフレットに、肺合併症予防のための呼吸訓練についての項目がありました。
痰を出す練習なども書いてありました。やろうと思いつつも・・・若いから大丈夫?という気持ちがあったせいかやりませんでした。
保険の手続き
唯一加入していた保険は都民共済でした。
とりあえず電話して、入院・手術になったことを伝え書類を送ってもらいました。書類を退院後に出せばOKとの事でした。保険以外にも健康保険限度額適用認定証の手続きが必要です。
それがあれば、退院時の支払が最低限ですみます。手持ちの保険証は、「全国健康保険協会 東京支部」だったので、HPを調べ、申請書をプリントアウトして郵送しました。
けっこうギリギリだったため、入院時には間に合わず・・・。慈恵医大は月末までに出せばOKだったので、なんとか間に合いました。
入院が早まる
入院1週間前に病院から連絡があり、追加の検査が必要だからという事で、入院が1日早まりました。1か月も休むので、入院前の日まで出勤しようかと思っていたものの、たまたま休めたので休みにしていました。入院日の2日前ぐらいから休みにしていたほうがよさそうですね。
部屋のタイプが決まる
慈恵医大は6人部屋が無料、4人部屋は7020円(税込)なので、6人部屋を第一希望にしていました。
単純にお金の問題で、0円かウン万円だったら0円がいいかな、と。ところが入院の2日前に連絡があり、4人部屋に決定しました。どうやら6人部屋は数が少ないようです。
入院案内カウンターの例の娘に、絶対6人部屋でなきゃ無理だという希望はできないのか?と聞いたところ、生活保護者じゃないと無理ですねーと半笑いで言われたことを今でも思い出します。
胆嚢の手術で入院と自宅療養あわせて1カ月の休養が必要でした。休む期間が長いので会社に診断書の提出が必要です。病院により異なると思いますが、診断書を受け取るまでに結構時間がかかる可能性があります。
今回入院した慈恵医大の場合はだいだい3週間かかると言われました。個人病院以外は時間がかかると思われますので、会社にも確認しつつ早めに申請した方がいいと思います。
休職の為の診断書の取得と提出について
診断書は会社に2度提出しました。まず1度目は病名と治療法(手術)についての診断書です。2度目は入院期間と職場復帰までの目安の期間について記載したものを作っていただきました。
大体こちらの要望通りに作っていただけました。開腹手術だと自宅療養期間が長引くこともあるので、職場復帰までの期間は少し長めに書いてもらうといいと思います。
その後、職場復帰の目途がたってきたので、何日より職場復帰が可能であると記載した診断書を作ってもらい会社に提出しました。退院して最初の外来の時などにお願いするといいと思います。
なかなか先生によっては日付の明記を嫌がることもあるかもしれません。社内の規定をしっかり確認して先生に記載が必要な事をしっかり伝える必要があると思います。
ここまで言うのには理由があって・・・・、1通3000円もしたんです!2通で6000円です・・・。
なので、会社にだしてから不備があったりしたらほんとショックです。場合によっては希望のタイミングで復帰できない可能性もありますし、しっかり確認する事が必要だと思いました。
診断書は3週間ぐらいかかる場合もあるので、会社と病院両方に早めに確認したほうがいいと思います。
こちらは実際に入院した病院のガイダンスですので参考までに。
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