魯山人の昆布とろ、やってみました。
漫画の美味しんぼで出てくるので、そちらで有名かもしれませんが魯山人の原作ではちょっと作り方が違います。
出来るだけ忠実に再現してみました!
昆布とろの作り方
まずは作り方を引用します。
まず最初上等のだし昆布の砂を落とし、塵を払い、水を使わずに洗ったようにきれいにする。
次に縦長に幅五分ぐらいに真田紐のように、鋏で切る。
それをまた小口から細く長く五分の糸のように切る(昆布茶の出来合い品のように)。次にかつおぶしの煮だしをやや濃い目につくる。
かつおぶし一合に醤油三勺ぐらい入れた味をつけ、微温程度に冷ます
(ただし刻み昆布一合煮だし二合ぐらい)。以上で材料は調ったわけである。
次は擂鉢に前に刻んだ昆布を五勺とか一合入れる。
一合なら五人前ぐらいになる。刻み昆布の入った擂鉢の中へ前述の醤油加減しただしを、最初少しばかり入れて、それを杉箸五本くらいを片手に持って、かきまわすのである。
擂粉木でするのもよい。それを十分間くらい根気よくかきまぜ、昆布よりねばりが出るようになるまでつづける。
こうして、以前のだしを少しずつ入れながら同じことを繰り返し、なるべくとろろのようにどろどろした液をつくるのが、昆布とろの眼目である。
人手の多い家なら、替り合って精々かきまぜ、ねばねばしたものに仕立て上げるのである。
長く引用しましたが問題があればご連絡ください。
ハサミで切らずに済むものは現代では売っているので出来合いです(笑)
けど原材料昆布のみ!を選びたいです。
かつおだしはしっかり濃い目でとりました。
肝心な分量ですが上記の魯山人の文章はなんと昭和六年!小さじとか大さじとか書いてません(笑)
今回はざっくりと試しに分かり易い分量でやってみました。昆布20gに味付けしたかつお出汁200mlです。
菜箸でひたすら10分間混ぜ続け、なんとか出来ました!けど、正解が・・・わからない(笑)
とりあえず、昆布は取り除いて、ご飯に少しかけて海苔をかけて食べるそうです。
今回は失敗かも(笑)味がなんか薄かったーと思ったら、1勺の分量が違っていました。日本と中国で勺の分量が違うみたいで、見間違えて中国の分量で計っていました・・・。
どうりで、味が薄いと・・・(笑)
味が薄いのでもっと汁だくにするのかと一瞬思いましたが、これは濃い目のタレみたいな感じが正解っぽいですね。
味はすごく良いのでまたやってみたいなー。
次回の為に、分量をあらためて確認しておきます!!
おおまかですが、だいたい1合は180ml、1勺は18mlになるようです。
かつおぶし一合に醤油三勺ぐらい入れた味をつけ、微温程度に冷ます(ただし刻み昆布一合煮だし二合ぐらい)。以上で材料は調ったわけである。次は擂鉢に前に刻んだ昆布を五勺とか一合入れる。一合なら五人前ぐらいになる。
この部分をmlに換算してみました。
出汁の味付けは、かつおぶし(煮だし?)180mlに醤油54ml、5人前だと刻んだ昆布は180mlと味付け出汁を360ml。
5人前もいらないので、次回は昆布90ml、かつおだし180ml、醤油54mlでやってみる!
けど、昆布90mlって・・・どれくらいかなあ(笑)とりあえず計量カップに突っ込んでみます。
追記 昆布とろ飯に再挑戦!
昆布とろ、再チャレンジしてみました!前回の反省点を生かし、昆布90ml、かつおだし180ml、醤油54mlでやってみました。
しかしまた菜箸でぐるぐるやるのも大変なので、ひとまず簡易版を思いついたので試してみました。
今回は家にあった、だし昆布をハサミで切ってみました。ほんとは糸のように切るんですが、ヒモ止まり・・・。90mlの昆布は分量がイマイチ分からないですが、様子見で15gにしてみました。
今回はなんと、ミキサーで撹拌してみました。かつお出汁も顆粒ですませ、出汁180mlと薄口醤油を54ml入れてミキサーへ。昆布はかたいので様子見ながらかき混ぜました。昆布は粉々になるかと思いきや、そのままですね(笑)
昆布とろ、というより麺つゆみたいなものが出来ました。やはりもっと細く切らないとダメかもしれません・・・。トロトロ感が全然出ませんでした。あと安い昆布なので・・・。
ご飯にかけてみました!なんか前回よりはいいかも!?
おお!食える!サラサラ食えました。これは大分近づいてはいます。分量はこれで良さそう!前回は大分味が薄かったんですね・・・。
あとは濃い目のかつお出汁をしっかりとり、細い昆布でしっかり混ぜたら美味しそう!
んーまだまだ研究はつづく!