魯山人の考えた車蝦の茶漬けを再現して味わう

念願の車蝦茶漬けです!食通の魯山人は色々な食材で作る茶漬けを紹介しています。その中でずっと気になっていた車蝦の茶漬けをついに食べる事が出来ました。

この茶漬けは小さめの車海老を佃煮のように煮て使いますが、車蝦自体が高級品なのでなかなか出来ないだろうと半分諦めていました。たまたま通販で手頃な車蝦があったので取り寄せました。

これまで塩鮭、てんぷら、納豆、海苔、鮪など魯山人が紹介した茶漬けをいくつか食べてみましたがどれも美味しくて、その中でも「無類の菜」と称した佃煮風の車蝦を使った茶漬け!果たしてその味とは??

こちらの記事では魯山人の車蝦の茶漬けを紹介します!ぜひ最後までご覧ください。

茶漬けで使う車蝦について

久米島車海老

車蝦の茶漬けで使うのは、まきと呼ばれる10cmから15cmぐらいの大きさのものが良いそうです。いつもの通り材料次第と魯山人は書いていますが、生きのいい新鮮ものが肝心です。

今回使ったのは冷凍ものですが、小振りの車蝦を急速冷凍したものです。生きのいい海老ではないものの、魯山人の時代にはない急速冷凍という技術で何とかカバーできるか!?

うまそうだったので届いてすぐに数匹解凍して試しに塩焼きで食べたらすごく美味かったです。

車蝦の塩焼き

この車蝦は、まきというよりも、もっと小振りのさいまきという大きさだと思いますが茶漬けには良さそうですね。

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車蝦の佃煮を作る

車海老を鍋に入れる

一般的な佃煮は砂糖を入れて甘辛く味付けたものですが、車蝦の茶漬けで使うものは醤油と酒だけで煮ていきます。

醤油と酒で煮る

シンプルなので素材が第一!という事で、お酒も贅沢に。
「生醤油に酒を三割ばかり割った汁」と書かれているので、醤油を140ml、酒を60ml使いました。

車蝦を煮る

「二時間ほど焦げのつかないように煮つめる」そうですが・・・二時間!!!(笑)
とりあえずどんなもんか、弱火で煮ていきます。アルコールを飛ばすために蓋もせず気長に煮ていきました。

1時間にた車蝦

一時間煮まして、そろそろ限界(笑)
食べたくなっちゃったのもありますが、煮汁もこれ以上やったら焦げそうな感じなので食べてみることにしました。

車蝦の茶漬けを食す!

佃煮風車蝦と飯

いよいよ念願の車蝦の茶漬けです。数年前からずった食いたかった茶漬けなので感慨深い。

車蝦の佃煮風

海老と醤油の風味が合わさった何とも言えない良い香りです。

熱め飯に車蝦

熱飯に車蝦をのせて粉茶をかけます。
そうすると、魯山人が書いている通り、醤油が溶けてえびは白くなる。

魯山人車蝦の茶漬け

さて、実食です。

まずは汁とともに飯を一口、なるほど、うまいぞ!

次に汁とともに、海老を一口、・・・・・・・・しょっぱい!!!!

どう考えても塩辛いと思っておりましたが、予想以上に塩辛い(笑)
何か作り方違ったのか!?やっぱり2時間煮ないとダメなのか!?

そう思い、改めて読み直してみました。
せっかくなので全文紹介!

えびのぜいたくな茶漬けを紹介しよう。
これまた、その材料の吟味いかんによる。
これから述べようとするのは、東京の一流てんぷら屋の自慢するまきと称する車えびの一尾七、八匁までの小形のもので、江戸前の生きているのにかぎる。
横浜本牧あたりで獲とれたまきえびを、生醤油に酒を三割ばかり割った汁で、弱火にかけ、二時間ほど焦のつかないように煮つめる。
こんなえびは誰の目にも無論見事だし、一尾ずつで上等のてんぷら種になる材料だから、よほど経験のある食通でなければ、やってのける度胸は出まい。
これをいきなり佃煮風にするのは、もったいない気がして、ちょいとやりきれないが、それをやりおおせるなら、その代わり無類のお茶漬けの菜ができるわけだ。
つまり、本場の車えびを醤油と酒で煮た佃煮である。
例のように熱飯の上に載せる。茶碗が小さければ半分に切ってもいい。それに充分な熱さの茶を徐々にえびの上からかける。
すると、醤油は溶けてえびは白くなる。やがて、だしが溶けて、茶碗の中の茶は、よきスープとなって、この上なく美味いものとなる。
季節はいつでもよいが、夏など口の不味い時に、これを饗応すれば、たいていの口の奢った人でも文句はいわないだろう。
えびは京阪が悪くて、東京の大森、横浜の本牧、東神奈川辺で獲れる本場と称するものがいい。
こういうものを賞味するようにならなければ、食通とはいえまい。
この食通も、てんぷらなら二十や三十はわけなくペロリと平らげるが、茶漬けという名がつくと妙におじけだす。

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車蝦茶漬けの味わい

改めてこの文章を読んで気づいたのは海老の出汁が溶けて、この上ない美味いスープが出来るという記述。要するにこの茶漬けは、とにかく汁が美味い茶漬けなのかもしれません。確かに海老の出汁で醤油と酒だけとは思えない豊かな風味が出ていました。

茶漬けは具材をほぐしながら、具材と汁と飯が合わさって美味いものですが、車蝦は碗の中でつついてもほぐれていきませんでした。これは二時間煮ると解決されるのか??

そう思い、あらかじめ細かく裂いてからご飯にのせて熱い粉茶をかけてみたら一段と美味くなりました。それでも海老を食うとまだまだ塩辛いかったです。

これは実は二杯目を食べた時に試した事なので、結局のところ、お代わりしました(笑)
やっぱり美味いんですよね。飯抜きで海老と茶だけのものも沢山飲みました。塩辛さの加減がつけばもっと至高の茶漬けになりそうですが、まだまだ未熟という事ですね。

まだ車蝦残っているので、またやってみたいです。今度は圧力鍋を使うか、水とみりんを入れて煮てみるか、自己流に楽しんでみたいです。

念願の車蝦の茶漬けはいい経験となり、食に対する「度胸」は増したかも!?お酒のすすむ、いい夜でした。

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海老漬け

今回使った車海老は食べチョクで取り寄せました!

沖縄久米島で育った!!プリっぷりっ鮮度抜群!急速冷凍チビ車海老
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商品:沖縄久米島で育った!!プリっぷりっ鮮度抜群!急速冷凍チビ車海老
ピチピチの車海老を氷水で〆て約−50℃の急速冷凍でスピード冷凍!

販売店:久米総合開発
沖縄久米島の海洋深層水で育てたオンリーワンの【久米島ブランドの車海老】を生産。

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魯山人車蝦の茶漬け
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